不動産ニュース
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文書作成日:2018/10/2
停止条件付契約と解除条件付契約の違い

 不動産の売買契約には、条件付の契約があることはご存知でしょうか。条件付契約には「自宅が売れたら契約する」や、「融資が通れば契約する」等があります。このような契約は停止条件付契約と解除条件付契約の2種類があります。これらは文字は似ているものの、法律上の取り扱いは異なります。

 では、どのような違いがあるのでしょうか。

1.停止条件付契約

 一定の条件が成就することにより有効になる契約のことを停止条件付契約といいます。例えば、自宅を買い換えるときに、「今の自宅が○○○○万円で売れること」を条件とする不動産の売買契約等があります。

 この場合、自宅が一定の価格で売れたときにその条件が成就したことになり、その不動産の売買契約は、契約を締結した日に遡って効力が発生します。

 売買契約を締結しても、その条件が成就するまでは、契約の効力が発生するとは限りません。したがって、停止条件付契約を締結しただけでは、仲介業者から仲介手数料を請求されることありません。また、条件が成就しなければその契約は初めから無かったものとして取り扱われるため、条件に基づく白紙解除は成り立ちません。

 2.解除条件付契約

 取り決めた解除条項の発生によって、契約を解除させる契約のことを解除条件付契約といいます。例えば「ローンが通らなければ白紙解約する」といったローン条件付の売買契約があります。

 この場合、住宅ローン融資の不成立が解除条件となるため、住宅ローンの融資審査が不承認となった場合、契約解除となります。ただし、解除条件が不成立であることによって無条件で契約が解除されるのか、買主が契約解除するかを選択できるようにするか等については、売買契約書にて取り決めを行います。

 前者の停止条件付契約と異なり、売買契約締結時点で効力が発生するため、売買契約時に仲介業者からの仲介手数料の請求は適法となります。また、解除条件により契約が解除されたときには、支払った手数料があれば全額返金されます。

 こういった条件をつけた契約を締結するときには、停止条件なのか解除条件なのか、解除条件ならば解除の際に意思表示が必要なのか等についてを確認し、不明点は質問をするなど、しっかりと説明を受けて納得したうえで契約することが重要です。

※作成日時点での法令に基づく内容となっております。
 

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